英語の勉強を週末にまとめて数時間行うのは、一見効率的に思えるかもしれません「週末は時間があるから集中できる」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、この方法には隠れたデメリットがあります。ここでは、なぜ毎日少しずつ勉強する方が効果的なのかを説明します。
忘却曲線の影響
人間の脳は、学んだことをすぐに忘れてしまう仕組みを持っています。「忘却曲線」という考え方をご存じですか? 例えば、土日に新しい単語を覚えても、次の週末まで復習しないと、火曜日には既にほとんど忘れてしまいます。一方で、毎日朝5分、夜5分でも復習すれば、記憶が強化され忘れにくくなります。
・単語を金曜日に50個覚える → 月曜日には30個忘れる
・毎日10個ずつ復習しながら覚える → 1週間後もほとんど忘れない、認知症でなければ忘れようがない
長時間勉強は集中力を消耗する!!!
長時間の勉強は、最初の1時間はなんとか集中できても、その後は効率が著しく下がります。脳が疲れて情報を処理する能力がとても落ちるんです。これでは学習内容が定着しにくく、かつストレスがかかる嫌な記憶は無くなるようになっているので、どんどん抜けていきます😂
・週末に3時間勉強 → 長くても最初の1時間だけ効率的
・毎日30分ずつ勉強 → 毎回集中力が持続
習慣化がカギ
毎日少しずつ勉強することで、「勉強を習慣化」できます。一旦習慣になると、無理なく続けられるのが最大のメリットです。一方で、週末だけの勉強は特別な行動のように感じてしまい、継続が難しくなります。
・毎朝のコーヒーのように、英語の勉強をルーティンにする
・1日30分のリスニング → 行きか、帰りのどちらかの通勤中に簡単にできる(どちらもやろうとしない)
コツコツの効果
短時間でも毎日続けると、蓄積された時間が驚くほどの効果を生みます。1日30分の勉強を1週間続けると、合計3.5時間になります。この方法なら、無理なく継続でき、記憶も定着しやすくなります😉
・毎日30分×7日 → 合計3.5時間
・週末の3.5時間 → 記憶に残るのは一部だけ
効率が全然違うのです!!!
勉強を習慣化する方法、まずはコレを試してみて
毎日、その日のスケジュールを作る→前日の夜でもいいですし、当日の朝電車やバスの中での、昼食を食べた後でもいいです。1日何時間勉強をするのか、何時から何時まで勉強をするかを決めるんです。
例
・AM:07時40~07時50分(語彙暗記)、12時40分~50分(語彙復習)、20時30分~20時50分(リスニング・スピーキング)、22時~22時20分(お風呂の中で発音練習)
🚨一番大事なことは…「決めたスケジュール通りに開始し、終了する」これが守れない場合は…「勉強絶対禁止!!!」
このルールを守らず、だらだら勉強をすると一気に挫折する人が増えます。
というか殆どの方が途中で挫折します。
自分は大丈夫、と思っている方こそ要注意です😂
まとめ
週末だけ長時間勉強するのは、非効率的です。忘却、集中力の低下、習慣化の難しさが主な原因です。毎日コツコツと続ける勉強法は、少ない時間で効率よく成果を出します。1日10分でも良いので、今日から少しずつ始めてみませんか?
英語学習は、努力ではなく習慣が結果を決めます!
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